愛知県岡崎市の不妊治療・体外受精専門のARTクリニックみらい

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卵管水腫の影響

<症例>
体外受精反復不成功、ようやく妊娠するも子宮外妊娠。しかし災い転じて、、、

<経過>
26歳;第1子を自然妊娠、4000gの巨大児を帝王切開にて出産
28歳;第2子を希望し、他院にて不妊治療を開始。タイミング療法1年、人工授精を1年行うも妊娠に至らず。強い痛みがあったが、卵管造影検査に異常はなかった、とのこと。
31歳;当院を受診され、体外受精に挑戦。まず採卵8個、胚盤胞を4個凍結保存する。3回にわけて移植したが初期化学流産までで妊娠継続には至らず。
再挑戦で卵子12個を採取、胚盤胞を5個凍結保存。移植を繰り返し、最後の2個移植で妊娠反応陽性となるも胎嚢が見えず、子宮外妊娠と診断。開腹手術で、子宮外妊娠となった卵管、癒着し水腫形成していた対側の卵管を共に切除した。
32歳;再再挑戦で12個採卵し胚盤胞4個を凍結保存。融解胚移植後、単胎妊娠成立、帝王切開にて出産。
34歳、凍結保存胚を融解して移植。妊娠成立し第3子も帝王切開にて出産。

<症例からのメッセージ>
体外受精がなかなか成功せず、着床はしたものの子宮外妊娠、しかも開腹手術、という不運。しかしその手術を境に、今までの苦労が一転、その後2人のお子様を授かることができました。

卵管の存在が、着床障害の原因となることがあります。卵管水腫(卵管の先端が閉鎖して腫れ、水が溜まる)があると、力のある胚も育つことができません。この水腫の存在は、X線透視下での卵管造影が必要で、かつ経験を積んだ医師でも判断の難しい時があり、着床障害の盲点となっています。

今回、前医での卵管検査は異常なし、との情報から、当院での卵管再検査を省いており、うまくいかない経過に何故、、、と首をひねっていました。子宮外妊娠は残念でしたが、これで原因が判った、次はうまくいく、と予感できました。その後の経過は前述の通りです。

代表的な1例を挙げましたが、このようなケースは決して珍しくありません。体外受精を行う方であっても、卵管の検査は重要です。卵管検査は時にとても痛く、もう二度としたくない、、、とおっしゃる方もいますが、卵管が傷んでいる可能性の高いそのような方こそ、是非もう一度、とお勧めしています。私がこんな『S』であるのには、今回挙げた苦い経験もあるのです。                          Dr.『M』

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