保険適用後の当院での不妊治療について

今後の方針について

これまで当院では、治療成績の向上に寄与する有用なものとして、追加治療や投薬を実践してまいりました。
今後は、以下の方針に沿って診療を行いたいと考えています。

  • 人工授精・体外受精を保険で行う場合は、基本治療のみで行うことが原則となりますが、可能な限り、保険診療のルールを守りつつ、追加治療も含めた最善と考える治療を継続する
  • 副作用が少なく費用負担も少ない追加投薬に関しては、積極的に案内する
  • ご希望のご夫婦には、1~2ヶ月に1回の自費診療日を設けていただくことで、これまでと同じレベルの診察を継続する

保険適用の年齢、回数制限にルール

  • 『治療開始日』の年齢をもとに、39歳以下は6回、40歳以上~42歳以下は3回とする
  • 『治療開始日』は、採卵周期の開始日(新鮮胚移植時、初回融解移植日)、新たな採卵を伴わない2回目以降の融解胚移植は、移植周期開始日となる
  • 治療回数のカウントは、『胚移植』をもって行う
  • 連続採卵、貯胚プランは保険適用外となる
  • 胚凍結を保存しながら次の採卵を行う場合は、保険適用外となる(真偽確認中)

皆様へのお願い

4月以降の保険適用での体外受精回数は、他院での実施数も含めてご自身で把握をお願いします。
保険証が無効、回数申告が間違っていた、等により保険審査が通らなかった場合、自費診療としての治療費をお支払いいただきます。
また、高額医療費制度が利用できますが、限度額適用認定証を利用される方は治療開始前のご提示が必要となります。詳しくは、ご加入の健康保険の保険者にお問い合わせ下さい。

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